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1991年1月リリースのベルトアクションゲーム。アーケード作品で発売元はカプコン。
全7ステージ。3人同時プレイが可能。
この当時のカプコンは、立て続けにアーケードで同種のゲームをリリースしていて、2ヶ月前に「キャプテンコマンドー」を、その更に2ヶ月前に「ザ・キングオブドラゴンズ」をリリース。ベルトスクロール祭をカプコン単独で行っていた。ちなみに次のベルトゲームは約10ヶ月後の「天地を喰らうII 赤壁の戦い」で、こちらのほうが評価が圧倒的に高い。

ファンタジー好きの人間なら名前から想像できるように、アーサー王物語、円卓の騎士、聖杯探索をモチーフとしている。ただ、世界観と名前の拝借なので、物語の内容とはあまりリンクしていない。当時のゲームではよくあることなので、気にしてもしょうがない。

レベルアップ制を採っているのがベルトアクションとしては珍しく、スコアを稼ぐ事で経験値が上がっていくシステムになっている。
レベルアップすると体力が完全回復し攻撃力も上がるが、何よりも装備が豪華になっていくので、見た目にも分かりやすくなっている。

2019年3月時点での移植は3点。
94年6月:スーパーファミコン版(2人同時プレイ可)
06年9月:PSP「カプコン クラシックス コレクション」収録
18年9月:PS4「カプコン ベルトアクション コレクション」収録



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久し振りにMAME(※アーケード機のエミュレーター)を起動したら音が出なくなっていて、かなり焦ったおっさん。OS(LinuxMint)のバージョンを17.3から19.1に変更して事態を対処。まあ、他にも解決策はあったんだけど、再セットアップ的な意味も兼ねてって事で。
で、リポジトリにあったMAMEのバージョンも劇的に上がったんだけど、新しいMAMEってGUIが初めから付いてるし、日本語にローカライズされていたしで、おっさん驚いちゃったよ(笑)

そんなわけで、久し振りに本作ナイツオブザラウンドをプレイしようとしたら、プレイする前に10時間ぐらい食らいました。まあ、無駄にMAMEの設定に詳しくなったり、寄り道で別の事調べまくったりしていましたが…

で、なんか苦労して久し振りにプレイした本作は、「あれ? こんなにバランス悪いゲームだったっけ?」って感じでした。
敵に攻撃が届かないし、ベルトアクションの基本の影ずらしの戦法がプレイヤー側だけ使えないんですよね。あれ? なんでなんで? って感じでした。敵が露骨に攻撃範囲から逃げるのもキツかったです。
また、敵は基本的に背後を取ろうとするクセがあるので、気がつけば「か〜ごめ かーごーめ♪」で集団フルボッコですよ。ヤダ… オヤジ狩り? とか思わなくもなかったけど、久し振りにプレイしたKORはとにかくストレス&ストレスな感じでした。やっぱ3人でプレイしないとアカンかったのかな?
気に掛かったので、ネットで本作の攻略を調べてみたら、まずガードしてから敵の硬直に攻撃という戦法が基本にして全てだったようです。雑魚もボスもガード&アタック。なんだろう? どうにもちまちましいって思ってしまうんだけど…



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ファイナルファイトが流行って以降、カプコンは定期的にベルトスクロールアクションを市場に供給していたんですよね。キングオブドラゴンズだとか、エイリアンVSプレデターだとか、アンダーカバーコップスだとか。って、アンカバは会社が違ったか(笑)
当時、おっさんの周囲に2人用だとかの協力プレイの好きな友人がいたので、ゲーセンでよくこの手合のゲームはプレイしていました。本作も当然そこそこプレイしていたなぁって記憶しています。ガチャガチャレバーでワチャワチャプレイ。クールには程遠い泥臭いプレイでしたが、とても楽しかったのを憶えています。
ベルトアクションは基本的に1〜2コインのプレイで終えていたけど、たまーに人気のない時間帯とかでギル(50円玉。連コインやる時はそう言ってた)の力が尽きるまでプレイして無理矢理エンディングを拝んでいた事もあります(笑)

本作はレベルアップ制を採っていたので、道中プレイキャラのレベルが上がるんですよね。レベルが上がると、見た目に鎧や剣などの装備が豪華になっていくのが気持ち良かったです。
途中から3人共に黄金装備になっていくので、それがまた何とも格好良いんですよね。でも、最終装備がちとイマイチだったりします。ランスロットは黄金装備からちょっと地味装備になるし、パーシバルに至ってはマッチョなボディにフサフサ頭だったのに、細マッチョになった上でスキンヘッドになっちゃっいます。パーシーの変貌は、お前は一体誰? ってレベルですよ。一見の価値ありです。

今現在の風潮で本作をそのまんまリリースしたなら、ゲームバランスで散々ツッコミを入れられそうだし、アーサーは聖杯を手に入れていないだとか、プレイヤーキャラ3人の中に聖杯ゲッターいないんですが? とかほぼ100%追撃来るよなぁって苦笑いに似た感情を得ますが、パーティーゲームとしては結構楽しめると思います。まあ人数がいればどんなゲームでも面白いんですけどね(笑)



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