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STORY

 大銀河ボディービルコンテスト10連覇のビルダー星帝王の不安は、母星のプロテインが底をつきはじめていること。『筋肉こそ最高の美徳』という帝王は、近隣の惑星に無差別進攻しプロテイン採掘プラントの建設に着手してしまった。
 危機感を覚えた天界の韋駄天と弁天は平和のために出撃、ビルダー軍の撃滅に乗り出した……

ぶちキレる筋肉派シューティング

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1992年12月25日にメサイヤより発売された横スクロールシューティング。
全5面。各面は3つのエリアで構成されている。
どこからどう見てもイロモノシューティングなのだが、説明書には「業界初の健康体シューティング!!」とある。健康体(意味深)とは一体何なのだろうか?

筋肉とボディビル、そして何故かそこはかとなく漂ってくるハードゲイチックな世界観により、PCエンジンユーザーだけに留まらず、各方面に大きな衝撃を与えることに成功した大迷作である。
ちなみにオプションである筋肉マン「アドン」「サムソン」の名称は、その筋のバイブルの名前を取っているらしい。扉の向こうに行きたい方や、深淵を覗き込みたい漢気にあふれた御仁は調べてみるといいだろう。責任は取らないので自己判断で(笑)

攻撃ボタン押しっぱなしで自動連射、離すと特殊攻撃をする。韋駄天は「男の(メンズ)ビーム」、弁天は「スプラッシュビーム」になる。ドピュっと行こう(メサイヤ公式表現)

BGMは葉山宏治が担当。超兄貴の世界観の見た目に微塵も負けていない完成度で、その中毒性のある音楽に堕ちた人は数知れない。当然サントラCDも発売され大ヒットとなった。今売っている分は知らないが、アニキのステッカーシール入りでお得感満載である。まあ、あっても使いどころに困るだろうが…

見た目やBGMの奇っ怪さはともかく、シューティングゲームとしても完成度が高く、良作揃いのPCエンジンのシューティングの中でもかなり上位の作品だと思われる。
各ステージは3つのエリアで構成されていて、見た目にも変化に富んでいて飽きが来ないし、難易度も3段階あるので初心者でも楽しむことができる。下手なシューティングゲームよりもバランスが取れているので、世界観さえ許容範囲なのならば、安心して万人に勧めることができる。多分。


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アニキとワタシッ ボ ディ〜 ビルッ♪
超兄貴、ゲーマーならばどこかで一度は耳にしたことがあると思われるタイトルですが、中身はまあ完全に人を選ぶタイプの作品ですよね。とにかく暑苦しくムサ苦しいマッシブな殿方がメインのゲームだし、世界観も筋肉が何よりも美徳とされる世界だし、自機のオプションのアドンとサムソンもインパクトあり過ぎて、見た目だけでも「もうジムに行かなきゃ」という謎の使命感が湧くような、凄まじい印象のゲームだったりします。

おっさんが初めて超兄貴に出会ったのは雑誌だったんですよね。たまたま見た雑誌でたまたま超兄貴新発売の記事があったんですよ。第一印象は「何? このイカれたゲームは」だったかな。インパクトは絶大でした。
どうしてもプレイしたくなったおっさんは、当時PCエンジンを持っていなかったため、嫌がる友人を口説いて口説いて口説きまくって超兄貴を買ってもらいました。まあ、友人は美少女ゲーをこよなく愛する高校生だったので、逞しいアニキには相当嫌がってた記憶があります。いやあ、まったくもってヒドイ事をする人もいたもんです(笑)

実際プレイしてみた超兄貴は思っていた異常にキていました。人力で飛んでいる戦闘機に始まり、セクシーポーズの殿方や、クロールで襲いかかるサンマなど、ツッコミ待ちみたいな敵キャラがいっぱいでした。シンクロナイズドスイミング(男)で襲ってくるボスを初めて見た時はおっさん笑い死にするかと思いましたよ。

で、見た目もとても素晴らしかったのですが、それを支えるBGMも神がかっていました。アニキの美声で、ランラ ラン ラ ラン♪ なんてローレライも即死しそうな歌声が聞こえてきたかと思えば、力強く ドイツッ ドイツ ドイツ ドイツ ジャーマン♪ ってマッシブに歌っているし、絵面と歌のマリアージュというのか、もう超兄貴の世界はとても素晴らしいものでした。
もちろん、おっさん翌年2月末に発売されたオリジナル・サウンドトラックCDの「超兄貴 -兄貴のすべて-」は速攻で買いました。まだまだ現役で、ゲーム音楽を聴きたくなった時にたまに聴いています。
ちなみに、拒否反応を示していた美少女ゲーム好きの持ち主は、気がついたら「スェ〜クスィ ダイナマイッ♪」なんて鼻歌を歌うようになっていたので大丈夫だったと思います(笑)

続編も多く出ているけど、やっぱり初代が最高だと思うのはおっさんだけではないと思いたい。


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